Dual Delay Xは、伝統的なディレイエフェクトに新たな回転効果を加え、想像を超える革新的なサウンドを明解かつ馴染みやすい操作画面、定評の高品質と共に幅広く提供します。定番のピンポン効果から奥深い空間ディレイまであらゆるものをカバーし、 デジタルローファイとアナログの温もりを味わいとして加えることも可能です。 Dual Delay Xは強力なツールですが、使っていて楽しいものでもあります。
この新しいFocusビデオで、3つの例を通じてDual Delay Xがどのように機能するのかを確認しつつ、このディレイの特徴的なサウンドパレットの一部をご紹介します。
Rotation(回転)はDualDelayXの根幹です。そのマトリックスによって、ステレオ効果と反射効果に回転をもたらします。
入力をモノラル化し、Rotationを小さめの角度に設定することで、シンプルなスピン効果を可能にします。そして、オフセットをかけたり、非同期にしたり、あるいは広角に設定したりすることでステレオ音像に深みを与えることも可能です。また、«Rotation»から«Reflection»モードに切り替えた場合、入力角の設定は"回転"ではなく、"反射"として作用し、様々なスタイルのピンポンディレイ効果を生み出します。
ヒント:非常に短いディレイタイム(30ms以下)ととても長いフィードバックの設定を組み合わせるとある種のコムフィルター効果を演出できます。この際、Rotation AngleとTime Offsetで、このコムフィルター効果の不調和性をコントロールします。
短いディレイタイムとDiffusion(拡散)ブロックの設定で、Dual Delay Xはリバーブのような効果を演出することも可能です。この場合、ディレイタイムのモジュレーションはステレオ範囲の拡大と残響をより一層のものにする際に有用です。
フィードバックループに装備されているテープサチュレーションを使用した場合、タップごとに歪みが増加するテープディレイ固有の効果を簡単に演出できます。この機能により、ディレイフィードバックにサウンドの質感に温もりがもたらされ、伝統的なアナログ感のあるディレイになります。