Falcon 3の最新リリースであるバージョン3は、その類稀なるサウンドクリエーションの境界線がさらに遥か彼方に広がりました。ミュージシャンやサウンドデザイナーのいずれにとって、前例のない音の探求を可能にする革新的で創造的な機能が提供されています。さあ共にFalconの創造の可能性を解き放ち、このハイブリッド音源を最大限に活用するための10の強力な機能や装備を探索しましょう。
1. プリセットの
レイヤー
Falconは、一般的なサンプラーやシンセに見られるマルチ音源の階層構造にセミモジュラー環境を備えたマルチティンバー仕様のシンセサイザーです。その柔軟なアーキテクチャーは、ユーザーが好きなだけプリセットを重ね、それらをミックスし、FXチェーンで処理をすることができます。そして、これらのプリセットを用途に応じて1つMIDIチャンネルでまとめたスタックレイヤー、複数のMIDIチャンネルと音域で演奏をするスプリットレイヤー、あるいはスタックとスプリットを織り交ぜた高度なレイヤー音源としても扱えます。
2. 内蔵シーケンサー
Falconはカスタムスクリプトによるプログラミングが利用可能で、その機能によって拡張された20を超えるシーケンサーやアルペジエーターを標準装備します。ユークリッドアルペジエーターから、鳥群による物理的な挙動を再現する特殊なシーケンサーまで、Falconのシーケンサースクリプトと新しいMIDI Outモジュールを組み合わせることで、シーケンスの可能性も無限に探ることができます。
3. MPEサポート
MPEサポートにより、Falconはより表現豊かなサウンドアプローチを探求される方にとって必須のシンセサイザーとなります。Falconのセミモジュラー環境は、ほぼすべてのパラメーターマッピングを可能にし、MPEプリセットのデザインにおいて想像を超える音響的な可能性をもたらします。
4. ループ
スライシング
FalconのSliceオシレーターは、そのサンプルの自動スライシング（チョップ）と、シーケンサースクリプトのSlice Remixerの連携によって、ユーザー自身が用意したサンプルを用いたサンプルチョップや再配置、演奏などが、よりクリエイティブかつ効率良く実行可能になり、新たな可能性の探求に役立ちます。
5. モジュレーションの再マッピング
Falconのモジュレーションマッピングは、パラメーター操作時の独自曲線や感度調整から、独自の変化、ステップモジュレーション、クロスフェードなどの作成を可能にします。Falcon 3では、新たにMappersタブが用意され、この隠れた強力機能が常時表示可能になり、パッチ内のすべてのマッパーに素早く簡単にアクセスできるようになりました。
6. ボイス毎の
モジュレーション
Falconのアーキテクチャは非常に柔軟なボイス管理を提供します。ユニゾンモジュレーションと組み合わせることで、オシレーター、サンプルなどで、想像の限りのユニゾン効果を試すことができます。
7. モジュレーターの
モジュレーション
Falconのセミモジュラー構造は、モジュレーションパラメーターのモジュレーションやクロスモジュレーションをはじめとする柔軟で創造的なパッチデザインを現実なものにします。Falconでは、モジュレーションの深さ自体もマッピング可能で、もちろんそれにMapperを適用することも可能です！
8. エンベロープの抽出
Falconで最も隠れた強力機能の1つに、Multi Envelopeモジュレーター内でのエンベロープ抽出があります。サンプルをMulti Envelopeにドラッグ＆ドロップすると、RMS、ピーク、明瞭さ、トランジェント、ピッチなどの要素をオーディオから抽出して、エンベロープとして利用できます。
9. エフェクトラック
FalconのEffect Rackは、プリセットにさらなる創造性をもたらします。これは、並列と直列、およびその複合のカスタムエフェクトチェーンを作成し、それらを1つのモジュールにまとめ、Falcon内のさまざまな階層（キーグループ、レイヤー、プログラム）に追加できます。さらに、Feedback MachineはカスタムFXチェーン内でのフィードバック管理を提供し、あらゆるエフェクトにフィードバック効果を加えることができます。
10. UVIスクリプト
Falconには、独自のUIおよびMIDIイベントスクリプトAPIが搭載されていて、誰もがそれを利用できます。さらに一歩進んだパッチカスタマイズを可能にし、ユーザー自身が自分のニーズに合った完璧なワークフローを作成することを手助けします。
Falconで知るべき10の強力装備
by Venus Theory
インストゥルメント
エフェクト
iOSアプリ
